そんな財布の紐が固い名古屋人が大挙して押し寄せるえびせんべい製造・直売店「えびせんべいの里」。愛知県民なら誰もが一度はえびせんべいの里の「試食し放題!コーヒー飲み放題!!」の太っ腹サービスにお世話になっており、それに知多半島の美浜本店は、とにかくスケールがデカくてスゴくて一訪の価値あり!なんだとか。
それなら、行ってみるしかないですよね!
セントレアから車で30分「えびせんべいの里 美浜本店」
と、いうことでやってきました!愛知県内に5店舗、静岡の御殿場と滋賀の多賀に各1店舗を持つえびせんべいの里。美浜本店へは中部国際空港セントレアから車で約20~30分。
ほぼ高速道路の南知多道路から行く予定でレンタカーをピックアップしましたが、「交通量が少ないところだから有料道路は勿体ないよ。下道で行かれたら?」と受付のお姉さんがコスパを重んじる名古屋圏人らしいアドバイスをしてくれました。
それを受け、信号も少なく有料道路のように快適でのどかな国道247号を利用すること約30分で無事到着。(ちなみに南知多道路利用だと約20分らしいです。)
▲約6,400坪の広大な敷地に建つ美浜工場。工場の広さは約3,500坪!
コストコのように広く、わんこそば店のようにスピード感ある店内!
着いてみてビックリ!のんびりした道路の空き状況に反して、平日の15時過ぎと空いていそうな時間帯を狙ったにもかかわらず、450台駐車可能という広ーい駐車場にはたくさんの車が!
えびせんべいの里のレジに並ぶ人々。繰り返しますが、これは平日の15時過ぎのひとコマです。
▲一番人気「えびせんいろいろ」315g/540円
そしてやっぱり目につくのはコストコのように広い店内のいろんなところに積み上げられた、このえびせん山脈!
かなりの量と高さがあり、まるで子どもが遊ぶボールプールならぬ、えびせんプールに入ってしまったような…。そんな感覚になってしまう、すさまじいえびせんべいの量です!
えびせんべいの海で溺れてみたい人なら(←いるのか!?)、絶対に行ってみる価値ありのインパクトです。
そしてそしてえびせん山脈ですが、お客さんがどんどんやってきて、見ているうちに山がずんずん小さくなっていくのです!
そして山がなくなると、すごいスピードで店員さんがやってきて、あっという間に補充。またたく間に積み上げてまた山に。そしてまたお客さんがやってきて…という、まるで岩手のわんこそばのおかわり合戦のような、お客さんと店員さんのスピードバトルが繰り広げられていました。スゴイ、えびせんべいの里…。
▲人気商品「りんちょこ」(冬季限定145g/324円)の山。すぐになくなってしまうので、なるべくたくさん積めるように壁を利用して積み上げています。土。日曜日などはこの山が一日に5、6回転するのだとか!
えびせんべいの里で、創業時から続く伝統の販売方法「試食」
各種せんべい山の脇に置かれているのが試食用の容器。試食という販売方法は、昭和23年の創業当時から続く「えびせんべいの里」の伝統ある販売システム。納得しなければ買わない名古屋圏人気質にうけ、「えびせんべいの里といえば試食!試食といえばえびせんべいの里!?」とえびせんべいの里の代名詞になっているほどです!
またこの容器がデカイこと!ティッシュの箱3つ分くらいは余裕でありそうです。普通は試食の入れ物ってこんなに大きくないですよね…?
そしてまた空になりそうになると、店員さんが2、3袋くらいずつ開けては豪快にザーッと入れてました。
清潔な状態で食べられるように試食にはトングを使い、容器にはフタがされています。特筆すべきはこのフタ。わざわざ手で持たなくても、この黒いセンサーの部分に触れるだけで開くんです。だから荷物をたくさん持っていても大丈夫、両手を使わずに片手だけで中のえびせんべいが取れます!
こういう徹底的に客目線に立ったサービス、さすが名古屋圏のお店ですよね。
えびせんべいの里の広い休憩所では、お茶・コーヒー飲み放題!
試食と並ぶえびせんべいの里名物が、こちらの無料コーヒー・お茶コーナー。しかもサーバーが1台2台というこぢんまりしたものではなく、壁に沿ってたくさんの飲み物サーバーが並んでいる、というこれまた太っ腹でスケールのデカイもの!
そしてまた、休憩スペースが広いんです…!
何か公共交通機関の待合所と間違えるほどのこの広さ!フードコートのようなこの無料休憩スペースは日本のお店とは思えない太っ腹度、スケールの大きさを感じます。
また広ーい女子トイレ内パウダーコーナーには居心地よさそうなソファが並び、カーテンで仕切られた授乳室にはミルク用のお湯まであります。赤ちゃん連れのママにもゆったりと過ごせる優しい心くばりがされています。
工場に隣接した美浜本店ではガラスの向こうに生産ラインが見学できる工場見学(無料)も行われています。
※工場見学は美浜本店隣接の本社工場のみです。美浜工場は見学できませんのでご注意を。
これで300円!コスパよすぎるえびせんべい焼き体験
美浜本店名物の「えびせんべい焼き体験」というものをさせていただきました。焼いてくださるのは、勤続7年目の越さん。
これが体験焼きのえびせんべいの生地。えびといかをすり身にして、じゃがいも澱粉とごまを加え、じっくり練り込んであります。
ペースト状の生地をカップに取り、
170度前後の鉄板の上に落とします。
なんかずいぶん小さくない…?材料多めでお願いしますって言っとけばよかったかなぁ…と厚かましいこと考えながらプレスすること約4分。だんだんえびせんべいのいい匂いが立ち始め、そして、
鉄板ギリギリの大きなえびせんべいが焼き上がりました!
これ以上材料が多かったらはみ出してましたね…。失礼なこと考えてゴメンナサイ(汗)。
焼きあがったせんべいにソースまたはしょうゆで絵を描き、
乾燥機にかけて出来上がり。
最後に自分が作ったえびせんべいと一緒に記念撮影です。(えびせんべいの里広報企画課の河合さんにご協力いただき、えびせんべいを持ってもらいました)
写真はこんなふうに卓上カレンダーにしてくれます。なんとこれでたったの300円なんです!
おそるべき名古屋圏プライス、コスパよすぎですよね。
ファミリーに大人気のこの「えびせんべい焼き体験」は美浜本店の他、御殿場店でも行われています。
昭和23年から続く、えびせんべいの里のおもてなし魂
▲看板商品「はませんえびうす焼」200g/540円
美浜本店に隣接する工場では、熟練の職人さんたちが、その日の気温や湿度で生地の練り具合を細かく調整しながら約40種のえびせんべいを作っています。また原料にもこだわり、管理しやすい粉末原料ではなく生のエビやイカを使って、安全・安心に食材の持つ風味をより感じられるように仕上げています。
さらに製造から販売までを自社で行い余分な経費を徹底的にカット。「良質なえびせんべいをできるだけ低価格で販売しお客さんに喜んでもらいたい」というのが、昭和23年の創業時から続くえびせんべいの里のモットー&伝統です。
だからセントレア店がある中部国際空港ではいつもえびせんべいを抱えた人たちがいっぱい歩いてるし、こんな知多半島の奥まで(失礼!)大勢の人がやって来ているんですね。
えびせんべいの里 美浜本店に来たら絶対買うべき!「えび姿」
そしてわざわざ知多半島の奥地!美浜本店に来た人にぜひおすすめしたいのが、こちらの「えび姿」。
えびせんべいの里には山積みディスプレイ、価格は200g前後で540~650円という商品が多いのですが、数が限られているということでこのとおりの、かなりおとなしめの陳列法になっています。また価格も100gで1,080円という美浜本店と御殿場店の2店舗でしか販売されていない非常にスペシャルな高級せんべいです。
地元産のアカシャエビのみを使い、エビの風味をそのままに焼き揚げています。そのネーミングどおり、エビがそのままに入っているのが分かる姿です。
食べてみても、エビの香ばしさがたまらなく美味しいえびせんべいです。それに.カルシウムもたっぷり取れるし、これぞえびせんべいの極みですね!
おいしくてお買い得なえびせんべいが山と売られている「えびせんべいの里」。愛知県内に5店舗を構えていますので愛知に行った際にはぜひ寄ってみてください。
また首都圏の方向けには御殿場店もありますし、遠くの方には通信販売もありますので、どのくらいお買い得なのか?ぜひご自分の舌で試してみてくださいね!
えびせんべいの里 美浜本店【えびせんべいのさと みはまほんてん】
営業時間:8:00~17:00
※せんべい焼き体験実施日美浜本店・月、火、水、土、日、祝 / 御殿場店・土、日、祝の月・金
定休日:年中無休
Web:http://www.ebisato.co.jp/shop/
住所:愛知県知多郡美浜町北方吉田流52-1