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こんぴらさん牛屋口のすすめ。高杉晋作ゆかりの道になぜか龍馬が?JR四国週末乗り放題きっぷの旅その2

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今日は雨降りで寒いバレンタインの日の南予地方でした。こんなに寒ければ宇和盆地はまた雪だったんだろうなぁ…。「雪見に行きたい!」と相変わらず雪に憧れるまめてっぽーです。

さて、前編の続き「週末乗り放題きっぷで四国西半分一周の旅 その2」は香川県琴平町のこんぴらさん、金刀比羅宮周辺さんぽです。

石灯籠に昔の面影を偲ぶ牛屋口

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こんぴらさん参りというとあの石の階段の参道が有名ですが、今回はこちらの牛屋口から訪ねてみることにしました。(JR琴平駅から牛屋口までタクシーで1200円前後。)

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看板案内にもあるように、昭和になって国道が別ルートで造られるまではこちらの牛屋口には飲食店や宿屋が並び、賑わっていたそうです。

そういえば、私は見れなかったのですが、ブラタモリで少し前にこんぴらさんが放送されたんですよね。この辺りも登場したのかな?

あの時代を遡るCGでこの牛屋口の賑わいを見てみたい。

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高杉晋作脱出の道

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高杉晋作が幕府から追われた時に、牛屋口を通って長州まで戻ったとされています。

幕末の尊王攘夷の志士、高杉晋作。長州、山口の人ですが琴平に潜伏していたこともあり、香川にもゆかりの場所があるんですね。

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琴平の偉人、日柳燕石(くさなぎえんせき)は尊王家であり詩人、また千人を超えるジプシー浪人&博徒の親玉でもあるという、インテリかつバイオレンスな珍しいジャンルの人。清水の次郎長親分からもリスペクトされており、次郎長一家がこんぴらさん参りをした時にはわざわざ燕石さんを表敬訪問したという話も残っています。

その燕石を頼り、長州から愛人おうのを連れ讃岐に逃げた高杉晋作。料亭のような燕石妾宅で、おうのと三味線を弾いたりの優雅な潜伏生活(?)を送ったらしいのですが、まあそんな悲壮感漂わないセレブリティな潜伏生活では必然的に幕府の手は迫ってきますよね。(^^;)。

そしてその時が来て琴平脱出の際、燕石の手下の案内の元、おうのの手を取り三味線を持った晋作が(←どんだけ三味線好き!( ̄▽ ̄) 通ったとされる、旧伊予土佐街道のこの道。

晋作ゆかりの道に立つ坂本龍馬像

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そしてそんな高杉晋作ゆかりのこの道に立っているのは、晋作ではなくなぜか前かがみの坂本龍馬。龍馬って讃岐の人ではなく、土佐の人ですよね。

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路傍に並ぶ68基の石灯籠は土佐の町や浦(漁村)から寄進されたものらしいですが。

このあたりのは灯籠部分がとれてしまって、石が載っているだけなので灯籠とは呼べないスタイルですね。

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龍馬は丸亀藩の矢野道場に時々立ち寄っており、その際にこの道を通っていたそう。。

その記録があることから(その記録があることだけで!?)バブルの時代真っ只中の平成元年、琴平バスが四国お祭り村というテーマパークを造り、それと一緒にこの龍馬像を設置したとのこと。

道を通ったってだけだったら、それこそ高杉晋作の方がこの道に対してのストーリーはあるけど、そこはやっぱり同じ四国の龍馬にしたんだろな。(三味線背負った晋作でも人気は出たと思うけど…(^▽^;)

偉人になれば、ただそこの道を通ったというだけでも、後世に銅像が建てられるのです!(息子よ、お前もそんな偉人になってくれ~!)

数年前のNHK大河ドラマ「龍馬伝」放映時にこの像を訪れるファンが増えたため、記念撮影ができるように階段が付けられたらしいです。

琴平バスの私物(?)らしいですが、観光客向けに自由に開放してくれてます。だいぶひっそりとですが(^^;)。

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台座を入れると3m以上ある龍馬像。

台にあがって一緒のショットが撮れる銅像は貴重です。不謹慎なことや落ちたりして、台にあがるの禁止!とならないようにしましょう。って、ブログ読んで下さってるみなさんには関係のないお世話ですよね!

牛屋口から山道を降りて行きます。

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歴史ある広谷墓所の横を通り

“こんぴらの古い墓地で昔の著名な人たちの墓が多くあります。なかでも法然上人直筆の石塔、金比羅大権現当時の別当職累代の墓などがあります。街道と谷をはさんだ墓地のたたずまいは昔のすがたをよくとどめております。こんぴらのまちは、ついそこで、そのにぎやかなさざめきがきこえてきます。”

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龍馬像の項でふれた「四国お祭り村」。

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ググると廃墟で出てきます。とゆーか、廃墟や心霊スポットとしか出てこない…。オープン当初は何をテーマにどんな施設だったんだろう??

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こんぴらさんの山門が木々の中に見えます。

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もう少し下った先の民家の軒先にいい雰囲気の提灯が。

こんぴらさんの階段参道から

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牛屋口からこんぴらさんの階段の参拝口に。ここから、金刀比羅宮内はみなさんご存知メジャーどころなのでスキップしてささっと。

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降りてきた分また登り、先ほどのショットで木々の中から見えた山門に到着。

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牛屋口の山道にはイノシシが掘ったような跡もあったからなー。整備された参道とはいえ山の中だから夜は出てくるんだろうな。

資生堂パーラー 神椿のメニューとこんぴら狗

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次回は食べてみよう!とメニューの写真はじっくりと。(ありがたい場所場所はとばしてメニューだけはしっかり載せるという…これが私の参る道!?(^▽^;)

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飼い主の代わりにこんぴらさん参りをしたこんぴら狗(いぬ)。

「走れゴンーこんぴら狗物語」(フレーベル館)は、江戸時代、おじいさんとおばあさんの代わりにこんぴら参りをした犬が道中さまざまな出来事にあう愉快な話。

このコのような賢い代参犬の話もあるし、こんぴらさん参りはペット連れでOKですよ、って山門前の案内にありました。

舟々せんべいと石松まんじゅう

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こんぴらふねふね~♪の舟々せんべいをおばあちゃんが焼いてました。

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二枚で百円。焼き立てであったかくて美味しかった! 息子も「意外に美味しい~♪」(←失礼(^▽^;) とかじってました!

そしてここのおせんべい屋さんには「石松まんじゅう」というおまんじゅうも売られてました。次郎長親分の代参として刀を奉納しにきた森の石松です。さっきのこんぴら狗ゴンと同じ役割(笑)。

でもゴンと違うのは、その帰り道に石松が持っていた大金(妻を亡くした次郎長への香典)を狙った任侠に騙し討ちに遭い、斬り殺されてしまったこと。

静岡県は遠州の森町出身の石松。勝負に強かったということで、ギャンブルの神様的存在になっているらしく、森町にある墓の石が削り取られて削り取られてすぐなくなってしまうので、石屋さんがいつも作り直している、と子供の頃に聞いた覚えがあります。

石松は飲んべえで博打が好きで、ケンカっ早くてかなりのおマヌケで、そして愛されキャラだったんだそう。香川でもおまんじゅうになり、愛されてるんですね。

参道帰り道にて

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参道ではこちらのうどん屋さんだけが、人が並び賑わっていました。

ちなみにその横もうどん屋さんらしく「うちもうどん屋、おなじうどんよ~」とおばあさんが客引きをしていましたが、誰もおばあさんの店に入っていく様子はありませんでした…(^▽^;)

ちなみにちなみに、私たちは階段途中の、賑わっている様子のない地味な定食屋っぽいうどん屋に入ってしまい、やっぱり味も店の雰囲気と同じ賑わないうどんで…。香川まで来て、そんなうどんを食べてしまったのでありました…( ̄ー ̄)。

まあ並んでいる時間もなかったんで、しょうがないにはなかったんですけど…。

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商店街の「ハニー雷蔵」というネーミングのお店。

食堂のようでしたが、なぜにハニー雷蔵なのか??みょーに気になります…

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そして琴平駅に戻ってきました。13:03発の特急南風9号で高知を目指します!

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今日はここまで!です。読んでくださってありがとうございました。

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